さっむい。
もうすぐ三月っス。
そして明日は東京藝術大学絵画学科油画専攻の1次試験。
一昨年から試験会場が藝大の絵画棟(僕の時は両国国技館でしたドスコイ!)。
なので、今の受験生は1次試験から上野の地を踏めるわけですね(僕の時は1次試験を通過しないと芸大にすら足を運べませんでしたドンマイ!)。
倍率も今年は19倍強ですか…(少子化を実感)。
受験は自分を試す場ですから、こんなこと言ったらアレですけど、結果は二の次ぐらいで臨めるのがいいかなぁと思います。
クリアするだけが目的じゃないというか。
ゲームでも、例えばロールプレイングゲームとかを徹夜して1日でクリアしたぜ〜!とか。でもゲームの内容何も覚えたないぜ〜!みたいな。
それ楽しいの?っていう(もちろんみんな受験に楽しさは求めてないとおもうけど)。
結果だけじゃなくて過程も大事だと思うんですよ。過程が正しくなければ、結果も間違うというか…。
答えを導き出すための過程にどれだけ充実感をもって取り組めるかって大事ですよ。
「結果出そう!」「いい絵にしなきゃ!」「合格しよう!」そういうことばっかり考えて画面の前に座っても、それってちゃんと目の前のことが見えているわけではないから空回ることの方が多いと思うんですよ。
実は絵を描いているわけじゃなくて、いたずらに足を掻いている状態に近いというか。
画面に手を入れて、それによってどういうことが起こって、次にどうしなきゃいけないか。
画面で起こっていることと、頭の中にあるイメージのズレをどうやったら修正できるか…。
絵を描き始める。思い通りになったきた。ズレた。ヤバそう。どうしよう。描き込んで良くなった…。描き過ぎた…。バランスが崩れた。大きく絵を動かしてみた。よけい分からなくなった。地道に細部を仕上げてみた。良くなった。けど最初にやろうとしていたことからズレた。軌道修正した。描いたとこが消えた…。やばい。悩んだ末に起死回生の1発を決めた。絵が出来た。みたいな。
あーでもない。こーでもないって色々やっていく中に楽しさや充足感があると思います。
そういう思考や行為の密度がどれだけ画面に定着できるか。
焦る必要はないし、無闇にド根性で描けと言っているわけではなくて(藝大入試で逆にそういうのはマズい)、絵なんて、描き出したら色んな問題が起こるんだから、やだなぁ〜何事も起こらなければいいなぁ〜っていうスタンスじゃなくて、そういう問題をしっかりと引き受ける!って気持ちがあるかないか。そこが一番大事だと思いますよ。
気持ち的に攻める感じっていうか。
やってヤル感。
とにもかくにも自分をしっかり持って明日はがんばりましょう!
ファイト〜1発!
ichi
posted by ユガカ at 10:22| 千葉 ☀|
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油画科通信
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