2009年03月13日

ゲイダイニュウシモモクゼン

なんか、明日は春の嵐らしいっスよ。

デザイン科は明日から2次試験。がんばってね。
油画科は明後日。明日は試験前日です。

やっぱり夢もって頑張ってる姿を見るのはいいもんですね。ほんと、結果も大事だけど、目標に向かってどんだけ真剣に突き進めるかってことのほうが、実は一番大切なことのように思います。
一生懸命っていいよね…。って、何か僕も歳食ったんだなぁ。

とにかく、自分にできる限りのことやって勝負賭けてきて下さい。最後は自分信じて我が道を突き進める人が、なんだかんだで結果出すんだと思います。

もう特に言うことはありません。
僕も信じてます。

今までのことを自信に変えて…
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芸大二次

二次試験まであと2日となりました。
受験ラストです。
一次通過した人達は、何がでるか分からない不安や疲れ、または希望や向上心と様々な気持ちで描いていることと思います。
泣いても笑ってもこれで最後。6倍の倍率を超えて一次を通過したのだから、自信を持って精一杯やってきてほしいです。今日より明日より良いのを描いてくる気持ちで。
とにかく気持ちは前向きに。落ち着いて絵と向かい合って下さい。後は完成度です!!
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2009年03月02日

あと四日・・・

芸大一次までとうとう一週間きってしまいました。ラスト4日です。

今日は2日ぶりにみんなの絵を見れるし気を引き締めて来たのですが、どうも疲れているのか覇気のない様子・・・日にちは差し迫っているはずなのに緊張感なしです・・・。
疲れてしまうのはわかりますがもう最後だしここは頑張るべきです。精神との戦いです。
皆可能性はあるので諦めないで下さいね。

あとちょっと・・・みんなの底力を期待しています。
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2009年02月25日

だるまさんが…

今日は受験生にとっての審判の時、といっても過言ではないでしょう。多摩美、ムサビの合格発表の日です。

大学合格を目指してこの1年間がんばってきた何百人という受験生の運命が決まる日。

皆さんの結果はどうでしたか?

どうゆう結果であれ、3月の芸大入試が終わるまでは、前を見て後ろを振り返らずに走りきって下さい。

人生、ずっと勝ちっ放しの人はいません。気をゆるめたら、すぐダメになります。

残りの何週間か、自分のなかで最大限の気力を振り絞って、やれるだけのことをやりましょう。

とりあえず今日いい結果が出た人、おめでとう。

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posted by ユガカ at 14:17| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

私大も終わり…

残すところも東京芸大のみ。

倍率30倍の壁、越えられるかな?

僕自身が東京芸大を目指したのは、やっぱり「自分は皆とは違う」という若さゆえの自意識というか…。
かっこう悪かろうがなんだろうが、「特別でありたい」という正直な欲求ゆえだった気がします。

芸大に何があるかとか、そんなことよりは、一番難しいといわれる大学を目指す。ただそれだけ。

まぁ実際にはもっと色々と複雑な動機があったけどね…。

最近思うのは、「自分はこんなもんだから」って最初に自分で限界を決めて、守りに入っちゃってる生徒が多いような。僕の個人的な感想ですけど…。
でも10代とかでそんなんなってても…って、正直思っちゃうけどね。色々経験する前に限界決めちゃってもねぇ。

受験も残すところあとわずか…

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ですよ。

がんば!
posted by ユガカ at 19:48| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

入試が立て続け

皆、ぞくぞくと入試から戻って来ます。

予備校とは違い、入試会場はまさに”実戦”。入試の問題に戸惑ったり、周りにいる人の絵を見て焦ったり…。

僕が感じるのは、みんな試験から戻って来ると、若干『浮ついちゃってるなぁ』と。

人の絵を見て自分の作品に自信が持てなくなったり…ありますよね。
でも、人と比べて『自分もそうなりたい!』『ああなりたい!』なんて

そんなのまさに…

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スターやアイドルに憧れて、同じ格好をしたって、格好悪いだけでしょう?

結局自分に合った、自分のできることを精一杯やってる方が格好いいし、素敵だと思います。

自分信じて、がんば!

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2009年02月07日

やる気がない奴ぁ…

受験まっしぐら。

体力的にも精神的にも今が疲労のピークだと思います。

しかし、ここで疲れていたらダメで、ほんと、踏ん張り時だと思います。

受験は、最後どこで差が出るかといえば「気持ち」。
信念や気合いといってもいいでしょう。

入試までの限られたほんのわずかな時間を、かる〜い素振り程度の気持ちで制作しても、かえって疲れが溜まるだけだし、意味ないと思います。

そんな奴は…

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1枚1枚大切に。入試本番のつもりで制作しましょう。

がんば!


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2009年02月05日

多摩美、ムサ美対策

造形大の試験も今日がデッサン、明日が油絵です。

今頃デッサン用紙を提出して帰路につき始めたころでしょうか。


試験もひとつ終わり、少しゆっくりとしたい気持ちもあると思いますが、ここからが本番です。後悔だけはしないように。努力では負けないように。集中してムサタマ対策に入りましょうね。もう一伸び、二伸びして合格しましょう!
posted by ユガカ at 13:26| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

日大・造形

指導に忙しく、久々の更新となってしまいました。

女子美の入試も終わり、日大は明日から、造形もすぐそこまで迫ってきましたね。

絵の進め方やペース配分もだいぶ身に付いてきたのではないでしょうか?

これまでやってきたことを信じて当日自信をもって描けるよう、ラストスパートをかけましょう!暖かかったり寒かったりと気温の差があるので体調管理もしっかりしましょうね。


posted by ユガカ at 11:32| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月04日

受験間近

新しい年を迎え、受験に対する現実味も濃くなってきていることでしょう。

あとひと月もすれば受験が始まっている大学があるのだから当然のことだと思います。


ひとつ言えることは、自分がやるべきことをしっかりとを見つめることです。不安やプレッシャーから、何をやればいいのか分からなくなる人も出てくるかもしれませんが、これまで言われてきたことをよく思い出して同じ失敗を繰り返さない、次につなげるということがとても大事です。 復習ですね。



朝から夜まで実技なので実力を伸ばすチャンスです。風邪をひかないように、体調管理もしっかりとしましょう!レモンをかじると気合いもはいります。


posted by ユガカ at 17:46| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

冬期講習会…も、もう後半

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冬期講習会。

もう始まってだいぶ経ちますね。気がつけば今日で年内は終了。

1月2日まで貴重なお休みです。講習会が始まって朝から夜まで頑張った頭と体をここでゆっくり休めて、リフレッシュして下さい。

新年から始まる怒濤の受験ラッシュを、気合いとともに乗り切るためには、一度頭を整理して、仕切り直す事も大切です。

あと1日で今年も終わるんですね。今年1年色々ありましたね。

気がつけば2009年。なんか30過ぎると時間の流れが早い。

歳をとると時間の流れに加速度がつくんですね。

来年も、とにかく皆が志望校に、合格することができるように、できる限り全力でサポートするからね。

来年の3月には笑顔でいられるように、自分信じてがんばりましょう。
posted by ユガカ at 13:23| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月16日

学期末コンクール

ニーハオ。
北京での展示風景がやっと届いたよ。日本から作品を送ること4週間。長いよ。

もう展示終わるし。っていうか15日までだからもう終わってるのか…。
ちなみに展示風景です。
画質はあんまり良くないね。


今日は学期末。

大掃除&コンクールの講評会ですな。

もう2学期も終わり。今までやってきたことが試されるわけですね。

まぁ受験自体がそういうことだもんね…。


まだ、採点してないけど、結果がいい人もいれば、悪い人もいる。

けど、絵を描いてる本人はあんまり自分の作品を周りと比べてもいいことないと思います。

絵って、すごくプライベートなことだと思うし、アートとか芸術とかも基本は自分の中の小さな問題を自分なりに解決していくことだと思う。

評価されるって、”自分の中の小さな問題”がたまたま人の興味を引いたってことなんだろうと…。

たぶん、そういう、”小さな問題”を一つ一つ自分なりに答えを出していった先に個性があって、それは好きとか嫌いとかは別にして、否定はできないんだろうな…なんて。

何か話が脱線してきましたな。

とにかく自分の問題に対してどれだけ考えて答えが出せるかってことだから、結局は自分が成長しないと意味がないというか…。

このコンクールの結果は、今まで自分がやってきたことを映し出す鏡だと思って、その姿を目を背けずに直視することは大切だと思います。


posted by ユガカ at 16:07| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

大学説明会 in アトリエ新松戸

朝、とても寒いですね。

息白いし、畑には霜も降りてるし。

ほんと受験に突入といった感じですな。

先日の話になりますが、アトリエ新松戸に武蔵野美術大学の教授をお招きして、武蔵野美術大学についての様々な説明をしていただきました。

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油絵学科は赤塚祐二教授が、大学での授業のこと、進路、また入試について、詳しくお話をして下さいました。

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普段、予備校で制作している作品をまえに、1点ずつ、ひとり1人に丁寧にアドバイスをしていただきました。

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にこやかに作品についてコメントをする赤塚教授。生徒たちも”本物の画家”を前に、目を輝かせながら話を聞いていました。

実際の試験まであとわずか…。今回のことで、自分の実技の問題点が明確になった人も多いはず…。
もうあとは努力と根性で、その問題を解決していくしかないね。

受かりたかったら、カッコワルくても必死こいてやった方がいいと思います。
カッコつけて大学落ちるよりは全然格好いいもんね。

学科の勉強も忘れずに。

では。

posted by ユガカ at 15:47| 千葉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

コンクール

学期末のシメはコンクールです。

夜間部は今日から、昼間部は金曜から始まり、16日に合同講評会があります

とにかく結果を出しましょう!入試というのは一発勝負で出しきれるか、出しきれないかで決まってしまうのです。



今、シーズンのフィギュアスケートを思い出してみれば、大会の1回の演技のために何百回、何千回と練習しているんでしょうね。そんなスポーツ選手のインタビューで「プレッシャーを見方につける」とか「練習で自信をつける」という言葉をよく耳にします。

なかなか自分をコントロールすることは難しいと思いますが、プレッシャーをいい意味で捉えなおすことができるといいですね。一枚一枚仕上げることも大切です。


posted by ユガカ at 15:43| 千葉 ☁| Comment(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月29日

明暗にご用心

めっきり。

冷え込んできました。
寒さで大気は透きとおるのでしょうか?

昨日は夜空に満天の星空を観ることができました…。

なんか書き出しがやたらとロマンチィックに…。


皆さん油彩は想うような表現、できてますか?

油彩はデッサンのように明度だけでなく、色相も問題になって来るので大変ですよね。赤、青、黄など、様々な色相も表現に取り入れていかなくてはなりません。

でも色があるからといって、それだけに意識をとられ過ぎると、絵はまとまらなくなります。

色彩表現に革命を起こしたとされるアンリ・マティス。
彼は初期には野獣派として活動し、世間に物議を醸し出した画家です。
まぁ今観ると、それほどのことはないように思いますが、当時は相当エキセントリックだったことでしょう。評価も散々でした。

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アンリ・マティス <緑のすじのある肖像> 1905年

マチィス本人も『街で、もしこんな緑のすじのある人を見かけたら、私も逃げ出すよ』なんて自嘲的なコメントを言ったとか言わなかったとか…。

印象派から端を発する色彩の問題をより発展させたものだったのですが…。前衛的な表現はなかなか理解されなかったようです。

しかし、こんな一見でたらめに色彩が使われているような絵でも、明暗の関係はかなり正しく表現されています。







それでは、この絵を白黒にしてみましょう。







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どうでしょうか?以外と白黒になると普通っぽい感じ…しませんか?
色相においてはかなり自由な表現をしていても、明度に関しては真面目に表現しています。

そのことが破天荒な表現に見えてもまとまりのある、筋が通った表現になっているんだと思います。

皆も、たまには自分の油彩をカメラに撮って、白黒にしてみると、自分の問題点が見えてくるかも知れませんよ。




posted by ユガカ at 19:33| 千葉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月27日

来週から12月・・・

寒いですね。制作しながら手がかじんできます。
私は銅版画を専攻していますが、銅版は温度差で色々と状況が変わります。描画、刷り、腐食・・・特に冬は厄介です。これから年を越し真冬になればもっとやりづらくなります。どうにか年内に卒制に目処をと願う所ですが確実に提出ギリギリになりそうです。そして版が不安定なこともあり早く安心したいと思っています。4月からかけて描いた描画がパーになるなんて絶対にあってはならないこと・・・慎重に、そして運にも身を任せ、残りわずか頑張りたいです。

来週から12月。皆にも不安やプレッシャーがちらほら見えます。大丈夫と声をかけ元気づけてあげたいのは山々ですが皆にはこの気持ちに打ち勝つものも必要になるかなと思います。私はマイナス思考なのでよくスパイラルに陥ります。なので気持ちは分かりますが考えてもどうしようもなく、結果頑張るしかないのです。厳しいですが現実ってこうで気持ちの持ち様はとても大事だと思います。でもまあ描くことは好きだと思うので、うまくいかなくてもそこから欠点や必要なものを学びぐいぐい楽しんで描いてくれると理想です。
体力、精神共に管理が大変な時期になってきましたが絶対にくじけないで下さいね!!
頑張りましょう。頑張れば必ず結果はでるものです。
posted by ユガカ at 20:30| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

11月も後半

最近夜中まで制作して2時くらいに自転車で帰っているのですが、寒さが厳しくなってきました。

そろそろ手袋をさがさなければ。と思ってはや2週間。

なんで2時まで描いているかっていうと、いろいろとやることが多いんだよね。授業やら集中講義やら特別講演やら取手やら。体力勝負の様相を呈してきました。



みんなも風邪などひいている場合ではないです。

絵に時間をかけて向き合える貴重な時間なので、栄養と睡眠時間はきっちりと確保して目標をもって絵に向かいましょうね。






posted by ユガカ at 19:46| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

11月も後半です。

今日から随分気温が下がったみたいですね。そして明日の朝からはさらに4℃冷え込むとか・・・
周りはどんどん風邪をひく人が増え、とうとう家族でも咳がはやり。

今の時期ひくと後々泣く事になるかも知れません。病気は気からとも言いますし精神状態もしっかり管理しないとあっさり体調を崩したりしかねません。私は卒業制作にそろそろ本腰をいれスパートをかけなくてはならない時期になってきてしまいましたので、自分のため、皆に迷惑かけないためにも気をしっかり張っています。毎年必ず体調を壊すのですが絶対ひきたくありません・・・皆もほんと気をつけて下さいね。


さて、今日の夜間部は人物クロッキーです。今回は床でポーズをしています。
水彩やクレヨン、ペンなど色々使って描いているのは良いのですが、紙がなく今まで描いたデッサンの裏に描いている人がちらほら・・・いけません。紙がなかったら買いましょう。どんなにうまくいかなかった作品でもとりあえず大切にとっておき、新しい課題には新しい紙でスタートして下さい。作品をつくる意識でお願いします。
頑張りましょう!!



posted by ユガカ at 19:51| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

三沢厚彦ーアニマルズ08 in Yokohamaー

もう2週間以上経つのに、いまだ北京のギャラリーに作品が届かず。(08年11月6日の記事『ただいま』参照の事)

お〜い。中国の税関〜。

いいかげんに〜し〜ろ〜よ〜。

展覧会が終わっちゃうよ〜。(会期は12月15日まで)

作品、ホント大丈夫かな…マジで。

それはそうと、今年のヨコトリ。
キュレーターは色々な考えのもとにアーティストを選び、展覧会を構成してるんだろうけど…。

僕個人の意見としては、現代美術って、日本においてあまり一般社会に開かれていない、希少なカルチャーだと思うし、アメリカやヨーロッパと違って、美術というものが特権的な位置づけをされてもいないわけだから、もっと一般に開かれた、窓口の広い展覧会にしてもいいんじゃないのかとも思うけど…。

でも色々と、当事者にしかわからない都合ってものがあるんだろうな…。

そんな、同じく横浜で開かれている展覧会で、ヨコトリとは対照的だな〜というのが、そごう美術館でやっている”三沢厚彦 アニマルズ'08 in Yokohama”

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幼稚園や小学校の図工の時間に、自分も作った事のあるような動物たち。

そんな懐かしさ溢れる造形。でも、そのサイズたるや、白熊なんか体長180cm越え。
形態を単純化しながらも、絶妙な造形感覚。細部に宿るノミの職人的な技巧。

いっけんキャッチーで、見たら忘れられないインパクトがあるのに、何度見ても飽きのこないその作品郡は、既存の美術ファンを納得させ、かつ、新たな美術ファンを獲得するんじゃないかと思います。

やっぱり、もっと美術は、こういう感覚的な部分での魔力というか、魅力を、作品に落とし込んでいってもいいんじゃないかと…。

一部の批評家や評論家をターゲットにした作品づくりではなくて、もっと根本の、市民権を得るような作品づくりや展覧会づくりを心掛けるべきではないかと…。

そうすることで、日本の中で”美術”という文化が成熟して、コンセプチャルなものだったり、美術の文脈に触れるような作品も楽しめるようになるんじゃないかと…。

思うんですけどね。

そんな三沢厚彦展に星☆☆☆☆
posted by ユガカ at 19:16| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

大山子798地区

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ダーシャンズ チージューバー

呪文でもなんでもありません。上の記事タイトルの読みがなです。

大(ダー)山(シャン)子(ズ)7(チー)9(ジュー)8(バー)


中国は北京にある芸術コミニュティーとでも言えばいいんでしょうか…。
昔の軍需工場などがあった1帯に、中国人アーティストが住み着いて以降、ギャラリストやその他美術関係者が集まり、1大芸術地区にまで発展。
今や世界中から観光客が訪れるアミューズメントパークと化した、膨大な敷地を誇る芸術空間。

それが、大山子798。

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日本では考えられない規模。
町1帯全てがギャラリーとスタジオで埋め尽くされ、ぶらっと立ち寄って小休止ができるショップやレストランなども充実。

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日本のギャラリーもミズマや東京画廊など、何軒かすでに出店している。
中国もアートバブルが崩壊して、どうなっているのかと思いきや、まだまだ火は消えかかっていない様子。

ギャラリーの数もハンパないので、展示や作品の質も玉石混合といった感じ。
でも、もとが工場を改築したところなので、天井が高く、採光もばっちり。
日本だったら、ギャラリーは愚か、美術館でもこんなに広く良質な展示空間はあり得ないという感じ。

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中国は共産圏なので、最初、西洋かぶれのアートに対して、厳しく取り締まっていたようですが、世界中で美術市場が高まりをみせ、文化的な交流や外貨獲得といったところで、今では積極的にバックアップしているそうです。

こういうのを見ると、日本はほんとに目先の利益ばかりで、芸術や文化にまるで投資しないし、インフラも整備しないよなぁ。そりゃみんな海外にでちゃうよなぁと思いました。

posted by ユガカ at 13:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする