2月です。明日は節分です。
受験生になると季節感がなくなりますが、四季の移り変わりに敏感でいることも表現者としては大切。
感性を磨くということも重要なのです。
この間、爆笑問題のTV番組に美学者の人が出演していて、「美とは何か…」について話していた。結局は「美とは理屈を超えたもの」ということで話はまとまっていました。
「美」って一体なんなんでしょうね。
僕らは絵を描いていて、絵で時代や感情や世界をすくい取ります。
そこには何かが描かれ、一枚の絵が出来ます。
それが”美”と呼べるかどうかはわからないけれど、良い絵を観ると満たされた気持ちになります。
別に絵ではなくても、例えばマラソン中継のなかに、映画のワンシーンに、夕暮れの風景に得体の知れない満足感を味わうことがあります。
でも相手に満足感を与えよう、美を味あわせようとして何かをしたり、絵を描いたりしてみても、上手く行かなかったりします。
「あの時はこういう風に描いたら上手くいった。だから今回もそうしてみよう。」
大切なことです。でも、それが上手くいったのは、そのとき考えていたこと、描きたいと思ってたことが、その描き方とシンクロしていたからです。その気持ちをなくしてしまったら、絵は形骸化して、何の役にも立たない単なる四角い物体です。
逆に気持ちだけあっても、それを表現する方法、いわゆる”描き方”がついてこなければこれもまた同じことです。内容と形式は表裏一体です。
みんなは1年間かけて、6時間で絵を仕上げる方法を学んできました。でも、ただそれをロボットのように試験会場で繰り返しても結果はついてこない…と思います。
絵とは詰まる所、なんだかんだで自分の思ったことや感情を”表現”するものなんです。
伝達手段です。ツールです。道具です。方法です。
最後はその学んだことの上に気持ちをのっけることが出来るかです。
「絵を描くって楽しい!」「このモデルさんはなんて美しい顔をしてるんだろう!」何だっていいんです。
学んだ技術を使って、入試課題とはいえ、そのなかで感じたこと、思ったこと、考えたことを描きだせるかです。
造形、日大の入試まであと2日。
感性を磨いて、最後に「いい!」と思えるまで、今までやってきたことを思い出しながら、自分なりに満足のいく何かを表現することが出来れば必ず結果はついて来ると思います。がんば!」
2008年02月02日
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