ハンマー投げ好きなんですよ、見るの。とにかく遠くに飛ばした方が勝ちっていうのが、ものスゴく分かりやすくていい。(ちなみにバレーとか野球とかは僕にはルールが複雑で良くわかりません…。)
日本代表の室伏選手の求道的な姿勢にもグッと来ます。予選は本日、日本時間19:20から。ちぇけら!
というわけで、夏期講習会前期日程もいよいよ最後の課題。静物油彩です。
今までやってきたことや、教わってきたことをベースに絵が組み立てられるといいですね。
予備校での課題とはいえ「作品」としての意識をもって制作に当たってくれればと思います。
絵は「表現」なので、やっぱり自発的な何かがないといけない、と僕は思います。
難しいのは、その自発的な部分が優先しすぎて、見る側が「そんなんわかんないよ!」ってなっちゃてもダメだし、逆に義務感だけで描きすぎても「で、何がやりたかったんですか?」ってなっちゃう。
そのバランスがやっぱり難しい。もちろん技術や技法的な部分もそこに加わってくると思います。
ガンダムの原作者として有名な富野由悠季が宮崎駿について語っていたことがあって、宮崎駿がオスカーを取るほどの監督になれたのはプロデューサーの鈴木敏夫氏がいたからで、彼がいなかったら宮崎駿はカリオストロ止まりの監督だった、と。あの2人は正反対なんだけど、だからこそお互いが補い合ってあそこまでなれた、と。
そういった内容の話があって、で、その話を読んで思ったのは、もちろん宮崎駿は天才だと思うけど、それでもやりたいようにやっていたら、今のような形で世の中に受け入れられるということはなかったのだろうということ。
要するに「やりたいことと、やらなきゃいけないこと」のバランスが大事だってことをなんとなく感じる話だったのでした。
それはモノを作っていく上でスゴく考えさせられる話だと思うし、僕自身、受験生を指導してゆく上でも考えさせられる話だなぁと。
受験生自身にも考えて欲しいことではあるなぁと。
「やりたいことと、やらなきゃいけないこと」のバランス。
まずは今回の課題からそういったことを意識して制作してみるのも良いんじゃないかと思います。
今日も一日、がんば!
ichi