今日の関東はどんよりと曇り空。台風でも来てるのか?というような空模様です。
油画科昼間部はメディチ塑像!
前回のビーナスにつづき、2回目の塑像です。
表面的な形状を追いかけるのではなく、軸や傾きなど、大きな「構造」をしっかりと見極めたうえでガッツリとディテールを作り込んでいって欲しいです。ここでの形の見方は絶対絵を描く時にも活きるから。
今回のモチーフのメディチ像。なかなか中性的な線の細いヤサ男、今で言うところの草食系。そんな印象があります。
しかし、この全身像、以外とムキムキ。マッチョな体型。
僕も始めて全身を見た時は石膏像(首像)のイメージとかけ離れていて驚きました。
この像はジュリアーノ・メディチの墓標に建てられたもの。
兄はロレンツォ・メディチで、ルネサンス期の有名なパトロンですね。
メディチ家といえば銀行稼業で儲けた財閥。もともとはお医者か何かだったみたいですが。(「メディチ」の名が示すように「メディカル」=「医療」とか「メディスン」=「薬」とかと関係があるみたいです。)そして文学や建築、美術など、芸術を庇護した偉大な一族です。
僕ら美術に関わる者にとっては有り難ーいお家柄。
1学期最後の課題。この塑像をばっちり完成させて、メディチ家のご利益に少しでも与れるといいですね。
がんば!
ichi