雨、そして雨…。
雨がしとしと続いています。
藝大1次試験の発表も束の間。気付けばもう藝大2次試験前日です!
2次試験に向けて昼夜を問わず受験生は今日も頑張っております。僕もここ2日くらい帰宅が午前さまです。
ここからの約7倍の倍率を乗り越えれば藝大に受かります。乗り越えられなければ、落ちます。
あえて、千尋の谷に突き落とすような発言をするならば、結局1次に受かっても、2次で落ちたら皆一緒だということです。
せっかくチャンスを拾った。今まで一緒にやって来た仲間も何人か脱落した。そして最終的に落ちた。皆仲良しハッピーエンド…ってそりゃ違うだろ!ってことです。
受からなきゃ意味がない!
…でも、それよりも大切なことが、あります。
結果は誰にも判らない。受からなきゃ意味はないけど、でも、そんなことは、どこの誰にもわからないんです。
だからこそ望まない結果になったとしても、それがネガティブなものにならないように、その後もズルズルと引きずってイヤな想いをし続けないために、自分を限界まで追い込んで、今、出来る限りのことをする。そして、それで結果が出ないんだとしたら、「こりゃもう諦めるしかねぇ〜」って、最後、思えるかどうか…。
2次まで辿り着けなっかった仲間を前に、今年度合格するであろう芸大生を前に、ルサンチマンや、見下す事や、贖罪の念や、変なコンプレックスを抱かないためには、自分自身を律して、言い訳できないくらい自分を追い込むこと。
今、ここで少しでも自分に甘えてしまったら、そういう負の感情があとから一気に襲いかかってくるんだってこと。
それは結果なんかよりも恐ろしくて、重要な問題なんじゃないかなぁと思ってます。
散るにしても、受かるにしても、潔く。
飛ぶ鳥跡を濁さず。
今日も一日頑張っていきまっしょい。
ichi
美大受験はアーティストへの第一歩。油画科