アトリエ新松戸では今の期間、デザイン・工芸科、油画科合同での授業です。
1学期は石膏、静物などをモチーフに、形態を把握する力、質感などを描き分ける力を身につけていきます。
今やっていることは、1年をとおして非常に重要な部分です。自分たちが何をやっているのかも、本人的にはイマイチ良くわかってないでしょうが、突き詰めていけば、そこから全てが繋がっていくと言っても過言ではありません。頑張っていきましょう。
予備校では基本的に技術の取得をやっておるわけですが、美術は頭脳労働でもあるので、思考力や、美術を面白がれるリテラシーも鍛えていって欲しいと思います。
最近、ニュースにもなったチン↑ポム。
岡本太郎の「明日の神話」に福島第一原発(と思われる画像)を付け加えて、話題になりましたね。
アレ、みなさんとしてはどのように受け止められたんでしょうか?
美術というと美術館の壁に物故作家の絵が掛かっているものである、というイメージの人も多いでしょう。
なんかもう決まりきってるもので、自分たちが入り込む余地なんかないなぁと感じたりもしたり。
でも、美術とはそういった歴史でもあり、現在進行形のものでもあります。
勉強して有難がるだけではなくて、例えば皆さんの好きなアイドルでも良い、TV番組でも良い、そういったことについて普段会話しますよね?
美術もまずそこから入っていってほしいなぁと、思ったりもしてます。
そうやって会話することで、知識が増えたり、また、違う見方ができたり、自分なりの意見が持てたりするんだろうと。
そこ、大事デス。
難しい解釈は専門家にまかせて、まずは自分なりに感じたことや疑問に思ってたことについてつぶやいてみる。
それは例え自分がその時絵を描いてなくても、作品を作っていなくても、美術に参加しているってことになるんですから。受験生だって、高校生だって参加できるんですよ。
美術ってそういうもんだし、そうなっていかなきゃダメ!だと思います。
プレイヤーだけで成り立つ文化なんてないし。
…などど、いつもの悪い癖でだいぶ話が脱線。
とにかく、今の課題、がんばって。
美術予備校|アトリエ新松戸ー油画科
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