ドガというと<瞬間を捉えたパステル画>が最初に出てくる人も多いと思いますが、この展覧会は初期のデッサン、リトグラフ、パステル画、しっかりと構成されたタブロー、ブロンズの彫刻まで幅広く構成されていました。パステル画は海外から借用が難しいらしいので必見です。
展示の仕方、作品のバランスともにしっかり考えられていて落ち着いて観ることができました。美術館の空間に絵が合う合わないはあると思いますが、この点を言えばゴッホ展よりも巧くいってる気がしました。
肝心の作品はというと有名どころだと『エトワール』の繊細さ『バレエの授業』の構成が心に残りました。今回初めて気がついたのは初期ドローイングの良さです。間の取り方がすごくいいものが多かったです。最後の方にあった『草上の二人の浴女』もやわらかく豊かな空間が良かったです。(ちょっとマティスぽいと思った!)
いい展覧会だと思うのでぜひ!
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