2007年04月27日

デュマス展を観た

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4月ももう後半。でも最近寒いですね。
この間、東京都現代美術館で開催中の”マルレーネ・デュマスーブロークン・ホワイト”展に行ってきました。

平日ということもあり、観客もまばら。
作品をじっくり鑑賞でき、ホワイトキューブにひろがるデュマス作品を独り占めって感じで良かったです。やっぱり美術館はこうでないと。空間に対する人の数も作品を観賞する上で非常に大事なポイントですよね。

これまで図版やメディアをとおしては観たことがあり、いいなと思ってたのですが、本物はやっぱり想像以上に良かったです。
感情的で、即興的なイメージがあったけども、絵具の扱いを見てみると、しっかりと構成がされていてやっぱり上手いんだなぁと感心しました。当たり前なんですけどね…。

筆さばきや、絵具の拭き取り具合、厚さ、薄さががバチッとはまってて、印刷された図版ではわかない魅力がありました。

自由に素材を使いこなして、ゆったりとした呼吸で描かれている感じがとても心に沁み入ります。こういう絵を見ると自分も傑作が描けるような気になるから不思議です。

もうすぐGWに突入。僕も今年の夏と来年の展示に向けて気合い入れて制作がんばるぞ!

みんなも是非、見に行ってみて下さい。
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posted by ユガカ at 20:07| 千葉 ????| Comment(0) | TrackBack(2) | 講師雑感

2007年04月21日

基礎力向上

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下弦の月でしょうか?
微笑んでいるようにも見えます。

受験生のみんなも来年の春を笑ってむかえられるように頑張りましょう。

基礎的な課題が続きます。入試直前で焦ってしまわないように、今のうちから問題意識を持って真剣に取り組み、しっかり力をつけましょう。

明日は学科の試験もあります。忘れないように。
posted by ユガカ at 19:16| 千葉 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感

2007年04月19日

自分の絵を観る

昼間部、夜間部ともにデッサンの課題が続いています。
まずは姿勢を正して目の位置がぶれることのないように気をつけましょう。

「鳥の目と虫の目」の例えを聞いたことがありますが、まずは大きい明暗を捉えて、その関係を崩さないように細かく描いていくこと、言い換えれば、細かく描きながらも全体を意識し、大きく描く時も細かい部分を意識することが大事だということでしょう。つい熱中して、細かい部分を描いていくうちに全体が崩れることはよくあります。席を離れて自分の絵を俯瞰してみることも良い訓練になると思います。
posted by ユガカ at 19:42| 千葉 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感

2007年04月18日

石膏デッサンを考える その2

何のために石膏デッサンを描くのか?

2次元(平面)に3次元(立体、空間)を再現する。簡単に言えば見えたままそっくりに描くというのは技術を必要とします。
写真機が発明されるまで、”そっくりそのままを写す”ことは絵画において、絵画にしかできないことであったわけです。
ルネサンスにはそれを実現することが大命題であり、パース(遠近法)や、立体表現(陰影法)などが発明されました。

写真機が発明されてからの絵画というのは思想や、個人といったところに重きを置き過ぎたために一般の鑑賞者には分かりづらいものになってしまったものと想われます。
”そっくりそのまま”という公の、誰もが感じている視覚認識を写真に奪われたことで絵画はその逆である個、個人的な問題を表現するようになっていったのではないでしょうか…。

ちょっと話が脱線してきたので冒頭に戻りましょう。
2次元上にあたかも3次元のものが存在するように描くためには技術が必要なわけです。それらしく見せる”ウソ”のつき方を学ばなくてはなりません。
絵画は歴史を積み重ねていくなかで大きくその姿を変化させてきました。キュビスム、形而上絵画、シュルレアリスム、アンフォルメル等々。しかし出発点は”そっくりそのままを写す”ということから始まったのです。

その修練を積む、一番合理的(であろう)課題が石膏デッサンなわけです。白から黒の切り詰められた色彩を使って、白色の立体物に起こる光と影の法則を拾うことで、秩序ある画面づくりというものを学んでいくのです。

つづく
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posted by ユガカ at 10:29| 千葉 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感

2007年04月16日

石膏デッサンを考える その1

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石膏、石膏、石膏…。
石膏デッサンの課題が続きます。昔はデッサンといえば石膏でしたが、今はあまり描かなくなりました。
なぜ石膏を描くのか?理由も分からないまま、木炭で手や顔や鼻の穴が真っ黒くなるまでひたすらに描いていたのを思い出します。
アカデミックな技巧の修練の手始めとして、誰もが必ずやったことがある、それが石膏デッサンです。

なぜ”石膏デッサン”という課題が生まれたのか?
もとはギリシャ彫刻である石膏像(ほとんどはローマ時代の模刻だったりします)。西洋文明発祥の地であるギリシャの美を学ぶという意味合いからその彫像をデッサンするようになった、という話を聞いたことがあります。
新古典主義の時代(18世紀頃)にはギリシャ、ローマ時代の厳格な芸術表現が美術の規範として崇められたので、その時代に石膏デッサンという課題が誕生したのかもしれません。そうだとすれば300年以上の歴史がある、ということになります。

それが明治以降、西洋絵画を輸入していくなかで日本にも伝わり現代に至る。というところではないでしょうか。

つづく
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posted by ユガカ at 19:00| 千葉 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師雑感